患者さんの7割以上が根管治療を理解していなかった!?動画で「根管治療」の理解度を上げる方法

動画カウンセリング

根管治療って?

根管治療は…
という臨床的なことをこの場で述べるつもりは全くありません。なぜならこのサイトは歯科業界の方がそのほとんどだからです。

治療方法については私たちが語るより、実際に治療を行っている先生方の方がよほど詳しいと思いますので割愛します。

そんな治療内容のことより、この場で重要なのは患者さんが根管治療についてどの程度、理解しているのかです。

「私は患者さんにしっかり説明しているから大丈夫!」そんな風に思っている先生やスタッフさんも、もう一度どのような説明をしているか見直してください。

患者さんは根管治療の内容を理解していない?

よほど歯科マニアな患者さんや、とことん根管治療について絵を描き、図解で説明している医院は別として、根管治療の受けている患者さんの大半は歯科に通院していながら、自分の口の中でどのようなことが行われているかわかっていません。

先生やスタッフさんの言われるがまま予約を取り、来院してユニットに座ったらただただ、口を開けて時間が過ぎる…

患者さんが分かっていることとしたら

  • 歯の治療をしている
  • 神経を抜かれて歯の根っこの治療をしている

この程度でしょう。

どうして患者さんは根管治療を理解できないのか?

それではどうして、先生方は説明しているのに患者さんは理解してくれないのでしょう?

これには理由がいくつかあります。

  • 患者さんと先生(スタッフ)の認識の乖離
  • 説明時の専門用語の多さ
  • 時間を省略するために、簡易的にしか説明をしていない

患者さんと先生(スタッフ)の認識の乖離

先生やスタッフさんは歯科における臨床のプロです。ほぼ毎日行われるようなとても頻度の高い根管治療、何をするのかどんなことをするのか熟知しています。

それに対して患者さんは「素人です」それなのに「むし歯が神経に達したので神経を抜いて歯の根っこの治療をします。」と言われても、「歯の根の治療をするんだ…」という事しかわかりません。

どんなことをするのか、口の事なので治療中はもちろん見えませんし、分かりません。

説明時の専門用語の多さ

それでも熱心な先生方は絵を描き、図解で説明しようとします。しかし、ついつい専門用語が飛び交い患者さんは「うんうん」と頷きながらもその内容はほとんど理解していません。

また、若い先生に多いのですが熱が入るとついつい早口になってしまい、余計に理解度が落ちてしまうのは言うまでもありません。

これは実際にあった話なのですが…
某歯科医院の勤務医の歯科医師が熱心に説明をしていて、その歯科医師は話すことも好きでコミュニケーション力に自信があったため、自分の説明は完璧だと思っていました。

ところがその後、衛生士によって動画コンテンツで根管治療の内容を説明したら「へぇ‥こんなことをしていたのですね。」と初めて聞いたような対応をされたようです。この患者さんの姿を見たその歯科医師は相当なショックを受けたようです。

時間を省略するために、簡易的にしか説明をしていない

診療時間に追われている診療現場では、説明にしっかりとした時間を使うことはできません。説明をしっかりする時間があるのであればより早く治療を終わらせて次の患者さんの治療をしたほうが回転が良くなるためです。

そのため、一応説明をしたという既成事実を作りたいがため説明をするのですが途中を省いた説明になってしまい、患者さんからするの「何のことやら…」

という事になります。

なぜ、しかっりとした説明、患者さんの理解が必要なのか…

極論ですが、説明をしなくても結果的にしっかりとした治療を行えばいいのでは?と思う方も多いと思いますが、この説明こそ重要なのです。

説明の仕方が重要という事ではなく、患者さんがその治療に対してしっかりとした理解がとても重要なのです。

特に根管治療は1回では終わらない治療です。
早くても2回、通常はそれ以上の回数の治療を経て治療を終えます。しっかり患者さんが治療内容を理解していないと「治療の途中放棄」に繋がります。

意識の低い患者さんは「痛みさえがなくなればいい」と思って通院するのをやめてしまいます。

また、何回もちょこちょこ通院する患者さんは、「治療を長引かせて何度も通わせるつもりだ…」なんて思うことも珍しくありません。
このように思われてしまったら、信頼関係を築くどころか、その治療が終わったとしてもその後は別の歯科に通うことになるかもしれません。

以下のことはちゃんと伝えましょう。

  1. 今患者さんの口の中でどのようなことが起こっているのか
  2. これからどんな治療をするのか
  3. 治療には時間もかかり、何回くらい通う予定になるのか
  4. なぜ、何回も通院する必要があるのか

これらのことは治療を始める前にしっかり伝えましょう。

根管治療を知ってもらう為の方法とは!?

前述した、①,②についてはなかなか説明が難しいところです。
これを理解してもらうのには動画でアニメーションを使った方法が一番簡単で効果的です。
それでは、こんな動画はどうでしょう?

3Dグラフィックを使った説明なのでイメージも沸いて理解度がグッと上がります。また、動画を見せるだけでいいのでずっと横にいなくてもいいのです。

ちょっとした隙間時間にこの動画を見てもらえば、先生やスタッフさんの説明時間も省略できます。

あとは、その患者さんに対してだいたい何回くらい通院してもらうことになるのか(先が見えない通院はメンタル的に辛い)治療計画を伝え、なぜ通院が複数回に及ぶのか伝えましょう。
途中で思うように治療が進まなくて、通院回数が増えたとしてもしっかりその理由を伝えてあげれば問題ありません。

根管治療から自費に繋げる

根管治療はご自身の歯を残す最終手段です。この次にむし歯が再発したら、

「ブリッジ or 入れ歯 or インプラント」

という究極の選択が迫られます。
このことを理解してもらう為にも歯の寿命のことをしっかり伝えてあげることが重要なのです。

こんな図のように歯の寿命のことを伝えて、次治療になったら抜歯する可能性が高くなる旨を伝え歯の意識を上げてあげましょう。

再発しにくい治療となれば、やはり自費診療という選択肢も入ってきます。
そうなるとこんな動画(コンテンツ)を見せてメタルフリー治療の興味を持ってもらうのもいいかもしれません。

自費診療を増やすためには…

  • しっかりと自身の状況を把握してもらう
  • 治療内容を理解してもらう
  • 治療にどのくらいの時間を要するのか理解してもらう
  • 歯の大切さを理解してもらう
  • 再発しにくい治療メニューを知ってもらう

これらがとても重要です。

これらのことをしっかりやることによって患者さんとの信頼関係が向上し、「最善の治療方法」である自費治療が選択されるようになるのです。

あくまでも、自費治療は勧めるものではなく患者さんが、「最善の治療方法」として選択してもらうものです。

是非、動画カウンセリングを活用して自費率の向上に励んでください。