——『伝える負担』を減らし、患者の理解を深める仕組みとは?

予約は埋まっているのに、患者と向き合う時間が取れない——その課題とは?
「グランツ歯科クリニック」 院長の岡本 寛之先生 。
デジタルサイネージシステム「e-haTV Smart(イーハテレビ・スマート)」をはじめとしたe-haシリーズを導入したことで、 限られた時間の中で「伝える仕組み」を構築できたそうです。
導入の背景や、実際に感じた変化について伺いました。

医院名・氏名
– グランツ歯科クリニック 院長 岡本 寛之先生
ご経歴
– 2010年 東京医科歯科大学 卒業
2011年~2018年 東京医科歯科大学歯学部附属病院 勤務
2014年 国立大学法人 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 博士課程修了 歯学博士号取得(第2293号)
2019年 グランツ歯科クリニック 開院

目次
予約は埋まっているのに、患者と向き合う時間が取れない——その課題とは?
──e-haシリーズを導入する前、どのような課題を感じていましたか?
「開業当初は、患者さんにしっかり説明とコンサルテーション、あとは同意形成を十分に時間をとって行うことができていました。
ただ、段々と医院が軌道に乗っていくにつれ、患者さんの数も増えていきます。」
岡本先生が直面したのは、医院の成長とともに「患者一人ひとりと向き合う時間が削られる」現実でした。
「患者にしっかり説明したい」という想いは変わらない。
しかし、患者数が増え、限られた時間の中で十分な説明をするのが難しくなっていったのです。
限られた時間の中で、どうやって「患者に伝える」?
──待合室用デジタルサイネージ e-haシリーズを導入しようと考えた理由を教えてください。
「患者さんの『これが聞きたかったんだ』ということを、動画などのデジタルコンテンツを用いて説明できる。また、別サービスを活用すれば、紙媒体でのアナログコンテンツでも説明ができる。デジタル・アナログ両方から、視覚的に患者さんに訴えかけるような、有益な情報が豊富に提供できる。」
「患者さんと医院、双方に有益な情報共有ができるコミュニケーションツールとして導入を決めました。」
これまで、グランツ歯科クリニックでは患者との対話を通じて説明するのが当たり前でした。
しかし、患者数が増えるにつれ、すべての患者に対して「十分な時間を取る」のが難しい状況になったとき、新しい方法が必要だったのです。
限られた時間の中で「伝える仕組み」を作る

── e-haシリーズ の実際の活用方法を教えてください。
「まず、医院で受付を済ませましたら、待合室に移動をしていただき、
座っていて待っていただいている間に、番組コンテンツを見ていただきます。」
「当院ではAIカメラ搭載のe-haTV Smart(イーハテレビ・スマート)というのを導入しておりますので、患者さんの性別・年齢を自動で判別して、統計データに基づいて患者さんのニーズに合ったコンテンツを流しています。」
「診療室に入りますと、e-haSaver(イーハセーバー)がございます。これは患者さんごとに当日の治療内容が異なるので、その治療内容に合わせた動画を事前に組み合わせておいて、選択して流すことで、着席と同時に自動的にコンサルテーションが始まるということになります。」
「また、診療後はe-haLetter(イーハレター)というのをお渡しして、ご自宅で見返せるようなアナログツールとして活用しています。」
「待合室 → 診療室 → 診療後」 の流れを作ることで、患者の理解を深めるための仕組みを医院全体で設計。
これにより、「時間が足りない」という課題を「仕組みで解決する」ことが可能になりました。
繰り返し情報を伝えることで、患者の理解が深まる
──e-haシリーズ導入後、どのような効果がありましたか?
「まず、患者さんが『わかりやすい』と言ってくださることが一番嬉しいところですね。」
「歯科治療というのは、通院が1回で終わるということがあまりないですね。通院に回数がかかってしまうということがありますので…」
「繰り返し何度も患者さんに動画やスライドを見ていただくことによって、通院前に刷り込みとして理解していただくことができます。」
「そうすることによって、患者さんも正しい知識を得て、デンタルIQを高めていくことができます。ひいては医院が理想としている治療に近づいて歩み寄っていただくことが多くなって、自費に関する問い合わせというのも月に十数件ぐらいいただくようになってきています。」

説明の標準化により、コンサルテーションの可能性が広がる
── e-haTV Smart導入を検討している先生方に向けて、メッセージをお願いします。
「パターン化された動画だけではなくて、2~3分ほどの紹介動画を組み合わせることによって、患者さんに単純な説明になりがちな歯科治療を多角的に理解していただくようになります。」
「コンサルテーションの方法が無限に広がるようになりますので、先生方の知見を広げるためにも、ぜひ導入を検討していただきたいです。」
「コンサルテーションの際に何を話していいかわからないという先生だったりとか、苦手だという先生ほど、非常に有効だと思いますので、ぜひご検討いただければと思います。」

【まとめ】 予約が埋まるほど、説明の時間が足りない——その課題をどう解決する?
✅ 待合室~診療室~診療後まで、情報提供の流れを作ることで、限られた時間で説明の質を維持
✅ 患者のデンタルIQが向上し、スムーズなコンサルテーションが可能に
✅ 説明の標準化により、医院のブランド力向上とスタッフの負担軽減を両立
「伝える時間が足りないのではなく、伝わる仕組みが足りないのかもしれません。」
忙しい医院こそ、患者が“自ら理解する”仕組みを導入することで、限られた時間を有効活用できるのではないでしょうか?
\ 導入事例インタビューの動画はこちら /